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2018年 年頭所感

  2018年01月01日

年頭所感

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は日本を代表する大企業による検査データ不正や変わらぬ建設業界の談合などが大きくクローズアップされた1年でありました。検査データ改ざんやそれら事実が隠蔽されたことで世界に誇ってきた「メイド・イン・ジャパン」の品質への信頼が大きく揺らぐ事態になっています。私たち久保井インキは企業規模は小さくても、事業活動において一切の不正を許さない徹底した教育と管理を行っていますのでこのような不正が起きる事はありませんでした。これからもこの信頼を守り、よき企業市民であり続けたいと思っています。

事業活動におきましては、物流費の値上がり、有効求人倍率の上昇や働き方改革の推進等による採用コストや人件費の増加により厳しい経営環境ではありましたが、経営方針である「顧客第一」のもと、きめ細やかな製品開発と営業活動、製品改良や数々の提案、固定費の削減や不採算製品からの撤退に加え、一部製品の生産フィーの値上げ等を行い、売り上げは一昨年に引き続き前年を上回り、安定した成長軌道を描くことができました。これもひとえにお客様・お取引先様のご愛顧によるものと心より御礼申し上げます。

我々インキ会社の構造的顧客である印刷産業においては、メディアの多様化や少子化等様々な要因により市場環境は激化が続いており改善の兆しも見えてきませんが、弊社事業はUVインキや特殊インキに加え、高付加価値な樹脂版事業やOEM品・受託品生産事業等多岐に渡っており、特定の業種が低迷した場合も大きな影響を受けるものではありません。本年はこれら既存事業の伸張は当然のこととして、香り印刷に続く新事業と海外展開を更に加速させて行きたいと思います。

久保井インキ株式会社は、2018年も、皆様のビジネスパートナーとして、社会、お客さまの発展に貢献していきます。

2018年1月1日
久保井インキ株式会社
代表取締役 久保井伸輔

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