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2024年 年頭所感

  2024年01月03日

年頭所感

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2023年の日本経済を振り返りますと、コロナに対応した行動制限が撤廃され、経済活動の正常化が進んだ1年でした。しかしながら、世界情勢ではロシアとウクライナの衝突や中東での軍事衝突が不穏な状況を続け、アメリカやヨーロッパを中心に世界中で高いインフレが続いています。この中で円安が進み、輸入製品の物価上昇が続いています。

一方で、経済活動の正常化は進んでおり、新型コロナ感染症の分類が変更されたことで入国制限などの規制が撤廃され、人流が回復しました。これにより「リベンジ消費」が経済を活性化させ、繁華街や観光地ではかつての賑わいが戻りました。企業活動もサプライチェーンの正常化により挽回生産がみられ、自動車産業を中心に活気づいています。また、30年ぶりとなる大きな賃上げや株価の上昇もあり、わが国の経済は停滞から脱却し再び発展の兆しを見せました。

その様な状況において、久保井インキでは製造現場の強化、適正な販売価格への販売価格の改定、高付加価値な製品・サービスの開発を推進してまいりました。2024年はこれらの新製品やサービスに進化とイノベーションをプラスし、更なる付加価値向上を積極的に推進したいと思います。

今年は辰年ですが、中国では辰、すなわち竜は幸運・財産・幸福をもたらすものとされています。また、六十干支でみますと、今年は「甲辰(きのえたつ)」にあたります。甲(きのえ)は十干の第一位であり、新たな10年の始まりの年です。

相場の格言でも「辰巳天井」といって、相場がピークを迎える年ともいわれますが、日本企業の改革努力をみますと、辰巳は当然のこと、その先の2020年代後半も持続的に経済が伸びていくことが期待できます。

「登竜門」のことわざにありますように、鯉が竜になるようこれまで培った力を存分に発揮し、大いに飛躍する年にしましょう。
本年が皆様とご家族にとって、より佳き年となりますよう心より祈念いたします。

久保井インキ株式会社は、本年もお客様、お取引先様をはじめとし、社会の良きビジネスパートナーとして、社会、お客さまの発展に貢献していきます。

2024年1月1日
久保井インキ株式会社
代表取締役社長 久保井伸輔

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